外反母趾・足部変形疾患
外反母趾・足部変形疾患とは
外反母趾とは、足の親指が小指側に曲がって変形する病気です。親指の付け根が突出し、靴に当たって痛みが出るのが特徴です。進行すると変形が強まり、歩行障害や他の指の変形も引き起こします。
足部変形疾患とは、外反母趾以外にも足の形や骨の配列に異常が生じる疾患の総称です。代表的なものには、扁平足、開張足、ハンマートゥなどがあります。これらの変形は単独でも症状を引き起こしますが、外反母趾と合併することも少なくありません。
外反母趾・足部変形疾患の原因
外反母趾・足部変形疾患の原因は共通する部分が多くあります。遺伝的な要因、靴の影響(先の細い靴やハイヒール)、扁平足や開張足といった足のアーチ構造の異常、加齢や筋力低下などが複合的に関与します。
外反母趾・足部変形疾患の症状
親指の付け根の突出と痛み、靴擦れ、足の疲労感などが典型的です。足部変形疾患があると、歩行時のバランスが崩れて膝や腰に負担がかかることもあります。進行すると歩行そのものが困難になり、日常生活に大きな支障を及ぼします。
外反母趾・足部変形疾患の治療方法
保存療法としては、足に合った靴の使用やインソール(足底板)の装着、装具療法、ストレッチや足の筋力トレーニングなどがあります。症状が強く、変形が進行している場合には、手術で骨の配列を矯正する必要があります。どの疾患も、早期からの予防と生活習慣の見直しが重要です。