靭帯損傷・捻挫
靭帯損傷・捻挫とは
靭帯損傷や捻挫とは、関節が通常の可動域を超えて強くひねられることで、関節を支える靭帯や周囲の組織が損傷した状態を指します。特に足首や膝、手首などに多く見られる外傷です。スポーツ選手だけでなく、日常生活のちょっとした動作でも起こることがあります。
靭帯損傷・捻挫の原因
サッカーやバスケットボールなどのスポーツでひねった際、あるいは階段で足を踏み外した際などに発生します。靭帯は関節の安定性を保つ重要な組織であるため、損傷すると関節が不安定になり、繰り返し怪我をしやすくなります。
靭帯損傷・捻挫の症状
受傷直後には関節に強い痛みが走り、腫れや内出血が現れます。関節がぐらついて不安定に感じることもあります。軽症の捻挫では数日で改善しますが、靭帯が完全に断裂している場合には、歩行が困難になるほどの障害をきたすことがあります。
靭帯損傷・捻挫の治療方法
軽度の捻挫であれば安静、冷却、圧迫、挙上(RICE処置)が基本です。中等度以上では装具やギプスで固定し、リハビリを行って回復を促します。靭帯が完全に断裂した場合やスポーツ復帰を目指す場合には、手術による靭帯再建術が選択されることもあります。早期から適切なリハビリを行うことで再発防止につながります。